生鼻崎トンネル(男鹿市)
巨大な地層を見せる、生鼻(おいばな)崎の下を貫く国道101号のトンネル。
上り線専用の「生鼻崎トンネル(竣工1979年)」と下り線専用の「生鼻崎第二トンネル(竣工2006年)」が並行する。
二車線化・長期間の通行止め・洞門の延長・外装の一新と様々な変化を遂げてきたトンネルでもある。

脇本漁港側から見た両トンネル。左が生鼻崎トンネル(以下:第一トンネル)、右が第二トンネル。
高速道路を除けば両車線それぞれに独立してトンネルが存在するのは秋田県内唯一。

先に竣工した第一トンネルの脇本漁港側坑口。2007年に第二トンネルが開通するまで長らく対面通行だった。
2022年3月末には男鹿を象徴する「なまはげ」のペイントが施された。
手前の押しボタン式信号から漁港へ通じる脇道に入れば安全に見学できる。

GW期間中の夜間に行われたライトアップの様子。

銘板によれば延長は462m。後述の洞門完成後は道路側の看板の延長が672mに書き換えられた。

男鹿市船川側から見た両トンネル。反対側と同様、第二トンネル(左)の方が突き出ている。
歩道は第一トンネル側のみで、外側は海に面し、200m程に亘って波除けの覆いが設置されている。
剥き出しの地層が崩落して右の第一トンネル側が被害を受けることが何度かあり、
その対策として洞門の延長工事が行われた。2018年5月の崩落以降に計画が公表され、
同年6月から2020年12月に洞門が供用されるまで第一トンネルは長期的に通行止めとなっていた。

第二トンネルのなまはげペイントは2022年8月末に行われた。
壁面の範囲が広く溝が入れられているため反対側とは趣が異なる。

第二トンネルの銘板と看板。

ペイントが行われる前の外観。2021年9月撮影。第一トンネルの漁港側は2007年の二車線化の際に
上半分が白塗り、下半分に石垣風の意匠が施されていた。


新設された第一トンネルの「生鼻崎洞門工」。従来の坑口とは隙間なく連結されている。
交通量が多く、波除けの支柱の間から顔を出すのは危険。

波除けは1990年代に設置されたもので、洞門工事に際して一部が撤去された。

洞門工事前(2018年8月)の船川側坑口。かつても地上部へ突き出る洞門が存在していた。
第二トンネル開通前の対面通行時代は船川側から来ると函型の洞門と地層の断崖がよく見え、象徴的な景観と言えた。
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