田代隧道(能代市)
二ツ井町の田代川沿いの林道にある隧道で、元々は森林軌道が通っていた。
数年前には林業関係車両の通行があったようだが、2007年春に行った時は林道の荒廃が手つかずで、
隧道の手前が崩壊していて車両通行は不可能となっていた。

県道203号の途中にある仙ノ台から田代隧道へと続く林道の入口がある。
ここは県道203号と294号の分岐から少し203号側に入った場所である。

荒れ気味の林道を2kmほど進むと広場がある。ここから先は更に荒れて
危険箇所もあるので車は置いていった方がよい。

左下には県道と田代川が見える。高度差があり、林道と県道を繋ぐ道路はない。

地質は脆く、右の崖からの落石が多い。軽自動車らしきタイヤの跡もあった。

広場から10分ほど歩くとまた広場があり、その先は落石で廃道化している。
いつからこうなっているのかは不明。ここまで来れば隧道は近い。

廃道を少し歩けば隧道が姿を現す。落石が転がる路面にはフキノトウが育っている。


20mほどの小さな隧道。意外にも銘板が取り付けられている。
横の銘板によれば竣工は昭和16年3月、保線作業班の手によるものと思われる。

内部の状態はそれほど悪くない。路面には土が積もっており、キャタピラの跡も見られる。

反対側。坑口の作りは同様で、こちらの銘板は失われている。
坑口前には大き目の落石がゴロゴロ転がっている。

隧道の先もやはり荒れている。隧道付近の崩落が復旧し、再び車が通る日は来るだろうか。
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