徯后阪/きみまちざか(能代市)
※徯は“彳+奚”
地図



二ツ井地区を代表する観光地で米代川に面する。現在は公園として整備されているが、昔は交通の難所として知られ

「畜生坂」「郭公坂」などとも呼ばれていた。きみまち阪公園は国道沿いにあり、手軽に訪れることができる。

花見や紅葉の名所でもあり、その時期には多くの人で賑わう。しばしば「きみまち阪(坂)」と平仮名書きされたり

「渓后阪」と書かれたりするが、本来は「徯后阪」と書く。これは東北巡幸中の明治天皇によって付けられた名で、

皇后の手紙がこの場所に届いていたというエピソードに因んで、恋文コンテストも行われている。

なお、「徯」の字は「待つ」という意味を持っている。






「明治天皇御賜名 徯后阪」と記された石碑。







公園内の電柱。「徯」は略字(「溪」と「渓」のような関係)で「阪」の代わりに「坂」が用いられている。




  


人偏で書かれた看板もある。この字も辞書には載っているが「徯」とは意味が違う。




  

5月初めの連休の頃は大勢の観光客が訪れている。4月中旬から5月上旬は桜祭りの期間となっている。




  

桜のあとはツツジ祭りが開かれる。5月中旬の様子。公園内には遊歩道が巡らされ、探検気分も味わえる。







公園の上にそびえる屏風岩。







屏風岩上部の東屋付近からの眺め。ここまでは車でも行くことができる。

ここから更に砂利道を登っていくとキャンプ場がある。




  


公園南側の崖には橋が架かり、七座(ななくら)山を眺められる。一番手前にあるのは松座という峰で、

主峰の権現座は奥の方にある。昔は舟で米代川を渡り、地形の険しいきみまち阪を迂回していたという。







崖下を通る県道322号の徯后阪隧道。 左側は歩道用のトンネル。

この2本のトンネルを含め、きみまち阪を貫くトンネルは全部で5本もある。




  


県道上にある標識とバス停。路線名も漢字で表記されている。バス停は省略字。



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