県道48号トンネル群(由利本荘市〜横手市)



由利本荘市東由利と横手市雄物川を繋いでいる県道で、両市の境界前後に5本のトンネルが点在する。

これらは1930年に開通した鉄道(羽後交通横荘線)のトンネルが1953年の廃線後に車道用として再整備されたものである。

この区間は山間部で未改良の部分も多く、冬期の通り抜けは不可能。 また5本のうち二井山隧道のみ荒廃のため常時通行不能だが

迂回路が存在する。いずれも銘板はなく看板では「○○トンネル」と表記されているが

竣工した時代が古い点からここでは「隧道」の呼称で統一した。以下は由利本荘市側からの解説。





  




東由利側から見て最初の隧道。東由利側坑口横の湧水「笹倉の水」が「笹倉トンネル」から湧き出すと解説されていることで

隧道名称が分かるようになっているが、道路管理者による公式の名称看板は存在しない。

「第一柴倉隧道」とする資料もあるが「第二隧道」の実態は不明。

次の浮蓋隧道までの間には人家が存在するため最も利用されているのは想像に難くない。




  


隧道内には外へ通じる横穴が存在する。外に出ると川が流れている。








由利本荘市と横手市の境界を成す「浮蓋隧道」。内部はライナープレートで覆われる。

浮蓋(うきぶた)は地名でかつては集落が存在した。ここから雄物川町二井山までの間は冬季閉鎖で未舗装の部分もある。








浮蓋隧道から2kmほど横手側の「金屋隧道」。見通しが悪く、坑口付近の退避スペースも十分にはない。







内部は石組。古いトンネル自体が少ない秋田県内では貴重な存在である。





  


通行可能な隧道の中では最も横手側にある「御岳隧道」。読み方は“みたけ”と思われる。

坑口の様子は他の隧道と比べても特に古い雰囲気を残している。

ここから更に横手側には二井山隧道が存在したが完全に廃隧道と化し、探索は困難。







御岳隧道の内部は石組だが、金屋隧道と比べて老朽化が目立つ。



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