二井山隧道(横手市)



二井山隧道は昭和初期に竣工した旧横荘線の隧道の一つで、廃線後は県道48号に指定された。

他にも横荘線が元となっている隧道が4本存在し、それらは現在も車道として現役であるが、

最も南側の二井山隧道だけは放棄され荒廃を極めている。2000年代前半に北側坑口が崩壊し通り抜けることも不可能。






雄物川町から出羽グリーンロードを南に向かって走ると、このような場所が現れる。

廃線跡は、この突き当たりである。この訪問は2005年5月上旬。







現道から100mほど入った辺りに隧道がある。中間の広場までは大きな障害はないが、

その先は木が多くなり、ぬかるんでいる。







隧道手前の通行止めを示すガードレールはひしゃげている。







坑口の様子。重々しい雰囲気が漂う。この場所は現道からも近く、車が通ればその音が聞こえてくる。




  


内部は侵食が激しく、白く変色した部分がより一層不気味さを醸し出す。

反対側は崩壊のため通り抜けできないと分かってはいたが、この時点では確認していない。

尤も事前情報によれば奥はコウモリの生息地と化して非常に不衛生な状態になっているとされ、

生半可な気持ちで探索することなどできそうにない。


  







グリーンロード側の坑口を訪問してから10年目の2015年10月末、ようやく反対側の坑口を撮影した。





二井山の集落を通り、竹ノ子沢から県道に入ることができる。

隧道の手前100m程で舗装は途切れ、グリーンロードへ抜ける農道が分岐する。







坑口は天井が崩落し土砂に埋まっていた。また坑口の前は沼と化してただでは近寄れそうにない。

という訳で離れた場所から撮影しただけでこの場所を後にした。




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